陰毛処理とCIの関係

私は自転車ロードレースをしている。
去年からロードレース以外に、ロングファストラン(長い距離を、なるべく速く走る)を始めた。


去年走った、最も長かったコースは、450kmだった。
その際、痛い目に遭った。


さて、ここから尾籠な話になる。


私は、肛門の周囲と、肛門から性器にかけて、陰毛が生えている。
誰でもそうなのかどうか、知らないのだが、私はそうだ。
これはロード乗りにとっては深刻な問題である。サドルとコンタクトする部分に陰毛が生えているからである。


そして去年、ロードバイクで300kmを超える距離を走行して、絡まった陰毛によって陰部が切れてとても痛む、ということがわかった。
これが「痛い目に遭った」という事。


今年に入り、ブルベ(もしくはオダックス)というロングファストランの競技に参加するようになって、最長600kmを走った。


ブルベの出走に際して、サドルとコンタクトする部位の陰毛を処理しなければヤバイ、という判断で、処理を試みた。


手段は
・除毛クリーム
・陰毛用の電動シェーバー
・普通の電動シェーバー
・普通の4枚刃かみそり
という遍歴で、最後は男性の髭剃り用のかみそりに落ち着いた。


場所が場所だから、さすがに奥さんにも頼みたくない。変態なプレイになってしまう。
自分でやろうと思うと、刃物という選択肢になかなか手がでなかったが、結果的にはベストはこれ。


とはいえやはり、陰部の皮膚に刃物を使うわけで、剃った後はヒリヒリする。


ここで、選択が発生する。


私は、剃毛の技量を向上させることと、陰部の皮膚を刃物慣れさせることを目的として、ほぼ毎日剃ることにした。


最初は皮膚を傷めて、かえって痛んでいた。
痛む日は、さすがに剃るのを控えた。
痛みがひいたら、また剃った。


そうこうするうち、狙い通りに剃毛は上手になり、陰部の皮膚もヒリヒリしにくくなった。
そうしてめでたく600kmを完走。
次は1,000kmを走る予定である。


もし私が、剃ると痛むのであまり剃らないようにしよう、ブルベの直前だけ剃ろうと判断していたならば、私はスタート時点からヒリヒリする陰部で600kmを完走できたかどうか覚束ない。
だけでなく、不慣れな剃毛作業で陰部を傷つけてしまい、出走すらできなかった可能性だってあっただろう。




という話を、CI(Continuous Integration: 継続的インテグレーション)と結びつけて話すLT(ライトニングトークス)を書きかけて、これはちょっと、無理だなぁと思いなおし、没にした。


ので、将来読み返してふふっと笑うために、ここに書き残しておく。