活路を見出す

先日、9月まで私の上司だった役員と話をした。
彼は、私がどうやって活路を見出したらいいか、という主旨のアドバイスをしてくれた。

活路?

『活路を見出す』必要がある程追い込まれているという自覚は無かった。
でもそれが、傍目の自分なのだ。
ポストを棒に振った。で、どうすんの? と。

何か早く成果をあげる必要があるとも言われた。
これまで10年以上成果を上げ続けて来た。現在の私の評価は高い。が、今は今で『急いで』成果をあげないと、埋もれてしまうという事だ。

軽くショックを受けた。
少し焦った。
会社内の力学を軽んじ過ぎたか。
自分の信念を貫くための深慮遠謀が足らず、ストレート過ぎたか、、、

いや、いや。

私は開発部長のままでは、自分の器を広げられないと考えたのだ。
これまで成功したやり方で、これからも成功するのだろう。
そして倦むだろう。

環境を変えることで機会を創り、機会によって自らを変えるのだ。
25年前に行わなかった選択を悔やむのでなく、
25年後に悔やまぬ選択を、今するのだ。

自分の選択を支持しよう。
ただ、現状は客観的に評価して、アクションを決める。
私は埋没したくはない。
自分のためにもだけれど、それよりも、自分に期待してくれている多くの人たちのために。